自ら「気功」を実践して感得した
エネルギーの世界観
今でも緊急の場合は私が自ら 「気」を使って外気治療することも あります。
しかし、病気になるというのは、本当は意味があることで、 「今のままではまずいよ。生活のパターンを変えなさい」「食べ物に気をつけて」と身体がサインを出しているのです。
それが病気なんです。 それを私が気のパワーを使って手伝ってしまうと、本人の気づきが少なく、また病気を繰り返してしまいかねない。それに、治してもらった人の心に依存関係も生まれます。
「あの先生は不思議な力で病気を治す」ということで、教祖と信者みたいな関係になってしまいます。 それは私の意図するところではありません。 「気」を知るということは、より自由になるということです。だけど、誰かにぶらさがったりするのは自由が減っていくと思います。
それよりも自分で治せるように教えようと思い、誰にでもできるエクササイズにした気功法をつくりました。それが矢山式気功「小周天気功法」です。
「私自身も「気」を勉強していくうちに、「この世は物だけど、エネルギーなんだ」という世界観から、 「エネルギーのなかに物が浮かんでいる」という世界観に変わってきました。そのエネルギーをちょっと変えることで、必ず肉体も変わってくるのです。
私にとって、気功とは何のためにあるか? それは「病気を治し、健康を高めるため。そして意識を進化させるため」です。私はそのために、気功の研究を続け、一人でも多くの方に気功を伝えていきたいと思っています。