アリゲーター気功
ストレス社会を生き抜くために脳を鍛える
オリジナルの気功法
人の脳は三層構造をなしています。生存に必要な免疫系、ホルモン系、自律神経系、反射運動などをつかさどるハ虫類脳。その上に動物の行う本能的行動や情動をつかさどるホ乳類脳がのり、最上部に知的活動を行う大脳新皮質がのっています。 ストレスの本態は、この3つの脳の働きがバランスよく行われていないことです。
特に、言葉をつかって情報処理を行う大脳新皮質が過度に働きすぎると、その下層にあるホ乳類脳やハ虫類脳の働きが抑圧されて、生き生きとした感情を持ちにくくなったり、自律神経系失調を引き起こしてきます。
したがって、ハ虫類脳、ホ乳類脳をストレスに負けないように鍛えることが、このストレス社会を生き抜いていくために考案した気功法なのです。
ワニのようにはう
ワニがのっそりのっそりはうような気分で、腹部を床につけてはってみましょう。
意外にきつい運動です。生まれて歩きはじめて以来、全くしたことのない動きなので、決して無理をせずに少ない回数行なってください。
1分以上楽にできるようになると、歩き始めて以来の背骨の歪みがとれてきます。
「ワニのようにはう」のポイント
※急に頑張って行うと、背中や腰に痛みが生じてきます。
これは、歪みが浮かびあがって調整されていくプロセスですからあまり心配はいりませんが、次に行う「身体を捻るストレッチ」と「胎児のポーズでほぐす」をたっぷり行うと痛みがおきてきません。
体を捻るストレッチ
ゆっくり息をはきながら、上げている足と反対の手で膝を上から押さえる。
4呼吸くらい行う。
胎児のポーズでほぐす
背を丸め、胎児のようなかっこうで背中を、気持ちのよいように前後左右にゆする。
ゆすりながらゆるめていく。
ねじりとゆすりでほぐした後で大の字に寝て完全リラックス。
このとき背骨を心の目で見て、こわばっている部分をさらにゆすりながらゆるめる。
今まで、よく働いてくれた体に「ありがとうございます」と声をかけてあげてください。